ヒッパルコス星表で遊ぶ その1

技術

ヒッパルコス星表というものがあります.

ヒッパルコス星表 - Wikipedia

118,218個の恒星について,各種観測データを記録したものです.位置・視差・色などの各種データが含まれています.

以下のサイトを参考に,このデータを取得してみます.

データの取得先は以下です。

HEASARC Browse: Search of STAR CATALOG Catalog(s)

取得できるデータの種類は以下に解説されています.

HIPPARCOS - Hipparcos Main Catalog

これを元にプラネタリウムアプリを自作しようと思います.

必要になるデータ種別はごく一部だけです.今回は以下のデータのみを取得します.

  • hip_number
  • ra_deg
  • dec_deg
  • vmag (“<6.5″指定)
  • parallax
  • bv_color

また、取得時のクエリ指定は以下です.

デフォルトから変更したのは二点のみ.

今回はvmagが6.5未満(6等星以上)のみ指定して取得するため,総数は10000にも届きませんので”No Limit”でOKです.

また,OutputFormatは”Pure Text”にします.

検索を実行すると以下のような画面が出てきます。これをファイルに保存します.

保存したデータを,テキストエディタ等で以下のように編集します.

  1. 半角空白を削除
  2. 行頭・行末の「|」を削除
  3. 「|」をタブ文字(\t)に置換

編集したデータを,表計算ソフト(Google SpreadSheetなど)に貼り付けます.

貼り付けたデータを,見やすいように並び替えます。

特に基準はありませんが,私の場合,列の順はhip_number,ra_dec,dec_deg,vmag,parallax,bv_colorとし,hip_numberにて昇順ソートを行いました.

これが今後のマスターデータとなります.

(余談ですが,hip_numberがRAの昇順に付与されているらしいことが見えます)

このデータを使いやすいように,タブ区切りのテキスト形式にして以下に格納しました.(TSV形式)

プログラムからこのデータを読み出すことで,恒星データを自由に利用できます.(すべて公開データなので自由に利用して構いません)

http://museums-info.net/hip/stars.txt

思ったより長くなったのでここで記事を切ります.(以下の記事に続きます)

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