ヒッパルコス星表というものがあります.
118,218個の恒星について,各種観測データを記録したものです.位置・視差・色などの各種データが含まれています.
以下のサイトを参考に,このデータを取得してみます.
データの取得先は以下です。
取得できるデータの種類は以下に解説されています.
これを元にプラネタリウムアプリを自作しようと思います.
必要になるデータ種別はごく一部だけです.今回は以下のデータのみを取得します.
- hip_number
- ra_deg
- dec_deg
- vmag (“<6.5″指定)
- parallax
- bv_color
また、取得時のクエリ指定は以下です.
デフォルトから変更したのは二点のみ.
今回はvmagが6.5未満(6等星以上)のみ指定して取得するため,総数は10000にも届きませんので”No Limit”でOKです.
また,OutputFormatは”Pure Text”にします.
検索を実行すると以下のような画面が出てきます。これをファイルに保存します.
保存したデータを,テキストエディタ等で以下のように編集します.
- 半角空白を削除
- 行頭・行末の「|」を削除
- 「|」をタブ文字(\t)に置換
編集したデータを,表計算ソフト(Google SpreadSheetなど)に貼り付けます.
貼り付けたデータを,見やすいように並び替えます。
特に基準はありませんが,私の場合,列の順はhip_number,ra_dec,dec_deg,vmag,parallax,bv_colorとし,hip_numberにて昇順ソートを行いました.
これが今後のマスターデータとなります.
(余談ですが,hip_numberがRAの昇順に付与されているらしいことが見えます)
このデータを使いやすいように,タブ区切りのテキスト形式にして以下に格納しました.(TSV形式)
プログラムからこのデータを読み出すことで,恒星データを自由に利用できます.(すべて公開データなので自由に利用して構いません)
思ったより長くなったのでここで記事を切ります.(以下の記事に続きます)
コメント